映画ヒメアノールのあらすじや最終回ネタバレは?R指定の予告動画あり

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ヒメアノールの予告動画が公開!

 

僕は古屋実さんが書いた漫画が大好きです。

古屋実さんと言えば『行け!稲中卓球部』を始めとしたギャグ漫画が有名ですが、僕が好きなのは『ヒミズ』や『シガテラ』、『わにとかげぎす』、『ヒメアノール』等の人間の心理や闇をうまく描いている作品です。

 

今回は『ヒミズ』に続いて、実写化が決まった『ヒメアノール』について色々と書いていきたいと思います!

 

以前書いた『シガテラ』の記事はこちら!

古屋実の漫画シガテラの最終回&南雲さん可愛さを考察してみた!

 

映画版『ヒメアノール』!

『ヒメアノール』は2008年~2010年にかけて、『週刊ヤングマガジン』で連載されていた古谷実先生の漫画です。

単行本は全6巻出ています。

 

 

普通にある日常と非日常の二面性をうまく描かれていて、古谷実さんの作品が持つ独特の世界観がとても興味深い作品です!

 

『ヒミズ』同様かそれ以上の過激過ぎる内容に実写化不可能ともいわれた問題作ですが、V6・森田剛主演で実写化が実現しました。

 

この映画『ヒメアノ~ル』は5月28日全国公開されます。

しかしながらあまりにも過激過ぎる内容で、R15指定を受けています。

 

 

映画『ヒメアノール』のキャストは?

出演はV6の森田剛さん。

森田剛さんは、人生に絶望した殺人鬼である森田正一を演じています。

 

もう一人の主人公的な役どころのさえない青年の岡田には濱田岳さん。

その岡田の彼女であり、可愛いカフェ店員のユカを佐津川愛美さん。

岡田のバイト先のキモイ先輩の安藤をムロツヨシさんが演じています。

 

 

ここでポイントになるのは、主人公は誰なのかということですね。

一応原作だと主人公は岡田のような雰囲気で始まっていきます。

しかし最終的には実は主人公は森田の方だったのでは?という終わりを迎えます。

 

今回の主演は森田剛さん。つまり主人公は岡田ではなく、殺人鬼の森田正一の方になるということですね。

 

実際に映画を見ないとわかりませんが、この二人の描かれ方によっては原作と映画が全く違うものになってくる可能性があります。

 

漫画『ヒメアノール』のあらすじ!

まずはヒメアノールのあらすじを簡単に紹介していきます。

『平凡でさえない岡田が、悩みを持ちながらも幸せな恋愛をしていく。だがそれと並行して異常な殺人鬼である森田は非日常を突き進んでいく。その二つが交わった時に何かが起きる。』

と言った感じでしょうか?

 

もう少し詳しいあらすじを紹介していきます!

 

表面の主人公の岡田進は、不満や不安を抱えつつ毎日生活しているも25歳のフリーター。

職場の先輩・安藤勇次が一目惚れしたカフェ店員の阿部ユカとちょっとしたことから付き合うことになる。

安藤からは色々と岡田にちょっかいを出しつつも、ユカとのささやかな幸せを感じでいました。

 

しかしその幸せの裏では、阿部ユカを狙っている人物がいます。

その正体が、裏の主人公である岡田の同級生・森田正一。

森田は高校時代にひどいいじめを受けていて、人を殺すことで喜びを感じている異常者。

そんな森田が次に狙っているターゲットが岡田の彼女であるユカ。

 

平凡ながらささやかな幸せを過ごす岡田といじめという出来事を境に平凡から異常者へと変わっていった森田。

そんな対極にある二人が出会ったことで何が起きていくのか。

 

そんな漫画になっています。

平和でのほほんとした漫画と思いきやそのすぐそばには狂喜や危険といった非日常が隣り合わせ。

そんななさそうでありそうなことがうまく書かれています。

 

 

ここからはネタバレ!

ここからはネタバレを含んでいきますので、もし見たくない方は引き返してくださいね!

 

 

 

岡田の彼女であるユカを狙う殺人鬼の森田。

岡田はユカを引越しさせ、なんとか森田の手から逃れます。

しかし森田はユカを追いながら、次々に殺人を犯していきます。

 

ここでやっと警察も動きだして、森田を追跡していきます。

 

最終的には森田は公園で寝ているところを警察にあっさりと逮捕されます。

そして警察に逮捕された時に涙を流します。

 

 

こんな終わり方になっています。

なんとも煮え切らない終わりに感じますね。

古谷実さんの作品に共通しているところとして、読み手に色々と考えさせる終わり方というのがあります。

 

個人的にはこの森田は日常と非日常の間で生み出された怪物なのかなと思います。

平凡な高校生がいじめという出来事を機に異常者に変貌をとげてしまう。元々異常者だったわけではなく、ちょっとしたことで平凡から脱線してしまったかわいそうな人間なのかもしれません。

 

岡田は逆に平凡を突き進んできた存在。

森田によって彼女のユカを狙われ、日常から非日常に変わっていく。

森田と同じくいつ脱線してもおかしくない中で、なんとか平凡を守ろうともがき、なんとかそれを守りぬいたのが岡田。

 

でももし警察が動き出すのが遅れて、ユカが殺されていたら岡田はどうなったのか。

それでも平凡を突き進めたのか?それとも岡田も平凡から脱線して行ってしまっていたのか?

 

現実でもそんなちょっとしたことや自分の知らない何処かで、自分の平凡を脅かす何かが動いているということがあるのかもしれないなと感じた作品でした。

 

平凡であるというのは実は難しくて、とても大切で幸せなことなのかもしれませんね。

 

 

映画『ヒメアノール』楽しみです!

漫画版ヒメアノールは個人的にはとても面白いというか考えさせられる作品でした。

 

映画ヒメアノールでは、岡田と森田の対極さがどのように描かれるのか、主人公が森田という点がどのように描かれるのか等とても興味深いですね!

 

公開は2016年5月28日。

とても楽しみですね!

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