カルロス・ゴーンが社長を退任!
日産自動車のカルロス・ゴーン社長が社長兼CEOを退任することを発表しました!
今日はカルロス・ゴーン社長の今後の動きと次期社長について調べてみました。
日産自動車のカルロス・ゴーン社長の過去の実績は?
日産自動車のカルロス・ゴーン社長が社長兼CEOを退任することを発表しました!
カルロス・ゴーンさんと言えば、フランスの自動車会社ルノーの取締役会長兼CEOで、更に日産自動車の会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)、三菱自動車会長兼最高経営責任者といういくつもの肩書きを持っていますね。
1999年に最高執行責任者(COO)として日産に入社し、2001年6月に日産の最高経営責任者(CEO)に選出されたカルロス・ゴーンさんですが、当時の日産自動車は約2兆円(200億ドル)というとてつもない有利子負債を抱えている状態であり、倒産の危機もあるかなりの危機的な状態となっていました。
そんな状態から抜け出すべく、カルロス・ゴーンさんは、国内の主要自動車組立工場の閉鎖等、かなり強引ながらも効果的な改革を次々に実施し、『コストカッター』と呼ばれる程の効果を発揮します。
そんなカルロス・ゴーンさんの経営戦略を積極的に行った結果、1998年には約2兆円あった有利子負債を、2003年6月には全額返済するという、とてつもない効果を日産自動車にもたらしていますね。もちろんカルロス・ゴーンさんだけではなく、日産自動車全体が一丸となって取り組んだ結果だとは思いますが、カルロス・ゴーンさんの貢献度は計り知れない程大きいモノだと思います。
さらに2016年10月には、日産自動車が三菱自動車工業の34%の投資買収を完了したことを受けて、カルロス・ゴーンさんはルノー・日産自動車に続いて三菱自動車の会長にも就任します。これで世界的自動車会社3つの代表を務めるという快挙を成し遂げることになりました。
カルロス・ゴーンが社長兼CEOを退任!
そんな数々の実績をあげて日産自動車を復活に導いたカルロス・ゴーンさんが、2017年4月1日付けの人事で社長兼CEOの役職を退任することになったと発表しました。
ただ退任とは言っても、引き続き代表権のある会長を務め、ルノーや三菱自動車を含む連合全体の経営を指揮するとされています。つまり世代交代を進めるため、そして大きくなりすぎた責任や役割を分担するために日産自動車の社長兼CEOを退任したものであり、事実上の経営を指揮するという立場はそれほど大きくは変わらないのではないでしょうか。
しかしながら日産自動車がカルロス・ゴーンというカリスマから自立する第一歩、そして日産自動車という企業にカルロス・ゴーンさん以外の優秀な経営陣が育ってきたという証明になるかもしれませんね!是非日産自動車にはこれからも頑張ってほしいですね!
カルロス・ゴーンの後任の社長兼CEOは誰?
日産自動車から2月23日に発表された人事では、2017年4月1日付けで西川廣人(さいかわ ひろと)さんが社長兼最高経営責任者(CEO)に就任することが発表されました。
この人事は、カルロス・ゴーンさんが発案した人事ということで、日産自動車の取締役会もこの案に賛同し決定されました。
日産自動車の次期社長の西川廣人さんとは?
ではカルロス・ゴーンというカリスマから社長兼CEOの座を引き継ぐことになった西川廣人さんとはどんな人なのでしょうか。
西川廣人(さいかわ ひろと)さんのプロフィールは以下のようになっています。
西川廣人(さいかわ ひろと)。
1953年11月14日生まれ。
1977年に東京大学経済学部経済学科卒業。
大学卒業後、すぐに日産自動車に入社。
1999年には欧州日産会社に入社。2000年には購買企画部・部長に昇格します。
2001年にはルノーニッサンパーチェシングオーガニゼーションエグゼクティブ ゼネラル マネジャーに就任。
その後は日産自動車の各役職を歴任、2016年11月には日産自動車代表取締役、共同最高経営責任者、 副会長という立場にまで登り詰めた経歴を持っています。
今回の社長兼CEOへの就任も昨年11月のカルロス・ゴーンさんとの共同最高経営責任者への就任以降、いつになるかと噂されていたことでもありますし、それほどの混乱や支障はないと思われます。
入社以降日産自動車一筋に働いている生え抜きの人物が最高経営責任者に就任したことはとても良いことだと思いますし、やはり日本を代表する企業の1つということで、日本人が活躍してくれるのもとても嬉しいことだと思います。
カルロス・ゴーンさんの今後は?
カルロス・ゴーンさんは日産自動車の会長に就任するということで、基本的には今まで同様に日産自動車・ルノー・三菱自動車のトップとして活躍してくれると思います。
しかしながら新しいことへの挑戦を噂されてもいますね。
例えばカルロス・ゴーンさんの母国であるブラジルの大頭領になる道というのも噂の1つにはあがっています。アメリカでも、実業家として成功したトランプさんが大頭領に就任したこともあり、カルロス・ゴーンさんがブラジルの大頭領になるというのもあり得ないとは言えないかもしれませんね!
個人的にはかなりの不振に陥っている東芝の再建に乗り出してくれないかな?とか思ったりはしますね。自動車とは畑が違うのでまずあり得ないとは思いますが、実現したら面白いというか凄いなと思いますね。
とは言え、今はこれからも日産自動車・ルノー・三菱自動車を引っ張ってくれると思いますので、引き続き頑張ってほしいですね!
この記事へのコメントはありません。