年末の恒例行事・有馬記念
2015年もあとわずかになって来ましたね。
みなさんはどんなことがあると年末だなと感じますか?
年末ジャンボ宝くじ?紅白歌合戦?流行語大賞?年末を感じる行事って色々ありますよね。
僕の中では『有馬記念』です。
競馬の今年の総決算の有名なレースですね!
これで今年の最後の大勝負をして、勝っても負けても新たな気持ちで新年を迎える。これが僕の毎年の年末の流れになっています。
有馬記念ってどんなレース?
毎年12月最終週の日曜日に行われるレースです。
競馬界でも一番格の高いG1の中の1つで年末の国民的行事の1つになっています。
出走馬はファン投票で選ばれた馬や獲得賞金額上位の馬で毎年ドリームレースと呼ばれるに相応しい競走馬が揃います。
優勝賞金は2億5000万円。これは日本ではジャパンカップの3億円に次ぐ2番目です。
世界のG1ランキングの中で11位にランクしています。こちらも日本の中では『ジャパンカップ』の8位に次ぐ大レースです。
名勝負・名レースの宝庫。
ファンに選ばれた人気のある馬やその年に活躍した多くの馬が出走するので名勝負が多くあります。
また年末最後の大レースということで活躍馬の引退レースになることも多く、名勝負・名レースであることはもちろんですが、感動的で記憶になりやすいレースでもあります。
今日は『有馬記念』のベストレースをいくつか紹介したいと思います。
1990年優勝オグリキャップ。
競馬を知らない人でも知っているほどの有名なアイドルホース『オグリキャップ』の引退レースです。
G1を4勝(有馬記念2回、安田記念、マイルCS)しています。32戦22勝という戦績を残しています。
タマモクロスとの名勝負や平成3強(オグリキャップ、イナリワン、スーパークリーク)など数々のライバルとの激闘が有名ですね。
30戦目の天皇賞秋で初めて掲示板を外し(6着)、次のジャパンカップでは11着。
さすがのオグリキャップのも衰えが目立ち始め、そこから『有馬記念』での復活の奇跡のラストラン!
見ていただくのが1番、この凄さを感じてください!
2013年優勝オルフェーヴル。
中央競馬史上7頭目のクラシック3冠馬。
世界最高峰のフランスのG1凱旋門賞で2年連続2着。日本のG1を6勝(皐月賞、日本ダービー、菊花賞、宝塚記念、有馬記念2回)しています。
日本競走馬史上世界一にもっとも近付いた馬だと僕は思います。
そんなオルフェーブルの引退レースです。
8馬身差の圧巻の圧勝劇です。是非見てください。
ちなみに有馬記念の最大着差は2003年優勝のシンボリクリスエスの9馬身差になっています。
1993年優勝トウカイテイオー。
12戦9勝でG1を4勝(皐月賞、日本ダービー、ジャパンカップ、有馬記念)した名馬です。
無敗で2冠制覇したものの、故障により3冠に挑戦できませんでした。
その後も故障と復活を繰り返しました。
父はクラシック三冠馬のシンボリルドルフ。
父の愛称である皇帝に対して、トウカイテイオーの愛称が帝王。
その血統的背景や劇的な復活で非常に人気のある馬でした。
そんなトウカイテイオーの引退レースです。
前年の有馬記念で11着と大敗。
その後故障してそこから中363日後の有馬記念での優勝は長期休養明けGI勝利の最長記録となっていて2015年現在まで破られていません。
その感動の復活・引退レースを是非ご覧ください。
これ以外にも名勝負・名レースがたくさん!
今回は3つのレースを紹介しましたがこれ以外にもたくさんあります。
1977年TTG(トウショウボーイ・テンポイント・グリーングラス)の激闘。
1984年ミスターシービーとシンボリルドルフのクラシック三冠馬同士のドリームレース。
1991年の有馬記念史上最高の番狂わせ。
1999年グラスワンダーとスペシャルウィークの4センチ差の接戦。
等々毎年何かしらのドラマが生まれています。
2015年の有馬記念。
2015年の有馬記念。
多くの人の注目はゴールドシップでしょう。
25戦13勝。G1は6勝(皐月賞、菊花賞、有馬記念、宝塚記念2回、天皇賞春)しています。
常識外れの圧巻のレースで快勝したり、大きく出遅れて大敗したりと掴みどころのない馬として過去の名馬と比べても非常に個性豊かな馬だと思います。
芦毛という白い馬体も人気の1つです。
2015年有馬記念はそんな人気のゴールドシップのラストランになります。
前々走宝塚記念15着、前走ジャパンカップ10着からの復活なるか注目です。
皆さんの今年の夢はどの馬でしょうか。
今年の締めくくりに年末最後の大勝負なんて楽しいかもしれませんね。
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