新種目『マススタート』!!
平昌オリンピックで新種目として採用された『マススタート』。
この『マススタート』は日本人が強いと話題になっています。
今日はこの『マススタート』という新種目について調べてみました。
『マススタート』ってどんな種目?
さっそく『マススタート』という種目について書いてみたいと思います。
まずは『マススタート』の意味ですが、直訳すると『集団スケート』という意味になります。
つまりマラソンをはじめとした長距離の陸上競技の様に1度に多くの人数の選手がスタートする競技ですね。
この『マススタート』という種目は、2018年平昌オリンピックで初めて正式種目に採用されています。スケートのワールドカップでは2014-2015年シーズンから採用された競技ですね。
実はこの『マススタート』という競技は日本人がかなり強い競技になっています。
平昌オリンピックに出場する高木美帆選手・高木菜那選手・佐藤綾乃選手ともにワールドカップではメダル獲得経験があります。
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『マススタート』のルールは?
それでは『マススタート』の簡単なルールを説明していきます。
出場人数は各大会ごとにことなりますが、ワールドカップでは最大24名の選手で争われることになります。
その出場選手全員が一斉にスタートするところが、この『マススタート』の面白いところですね。
スタート直後は人が密集しやすいですし混戦になりやすいので転倒やアクシデントになりがちですが、スタート後1周は加速してはいけないというルールがあるので比較的トラブルは起きにくくなっています。
とは言え、その1周でどのような位置取りをするのかはかなり重要なのでそこが勝負のポイントになってきそうですね!
レースは1周400mのコースを16周滑ります。つまり6400m滑ることになるので、スケートレースとしてはかなり長距離になります。スタートの方式もそうですが、スケートのマラソンといった雰囲気になるかもしれませんね。
1つこの『マススタート』について面白い&ややこしいのは、最終順位がそのまま順位になるわけではないということです。
詳しく説明すると以下のようなシステムになっています。
- 4週ごとの順位でポイントが加算されるシステム。
- 4・8・12週の順位が1~3位までにそれぞれ5点・3点・1点が中間ポイントとして加算されます。
- 最終順位が1~3位までにそれぞれ60点・40点・20点が最終ポイントとして加算されます。
- 中間ポイントと最終ポイントを足して順位を決定します。
一見ややこしいですが、最終順位が1~3位の選手は中間どんな順位であっても関係なく順位はそのままなので、メダル争いとは関係ないルールですね。
ただ4位以下は中間ポイントによって順位が変わる可能性もあるので、入賞争いには関わるルールとなっています。
つまり選手の実力や目標順位によって、戦略が変わってくるため優勝が難しい選手であってもレース展開等に大きな影響を与える可能性もあります。
そういったところは見ている側としては面白いですし、戦略や駆け引きも出てくるので良い点だと思います。
その他周回遅れになった場合や他の選手の滑走を妨害したと判断された場合は失格となります。
『マススタート』のみどころは?
この『マススタート』は長距離を走りきるスタミナや勝負所で仕掛けられる判断力、瞬時にスピードを上げる加速力といった選手の能力はもちろんですが、なんといっても駆け引きが重要になってきます。
基本的には個人種目となる『マススタート』ですが、実は同じ国の選手が協力してレースを有利に進めるという作戦もあります。
例えば縦に並んで滑ることで後ろの選手は空気抵抗を受けにくくなり、スタミナを温存出来ます。
つまり圧倒的な個の強さがなくても、チームとして仲間のサポートをするという戦い方もあります。
それが良いのか悪いかはわかりませんが、色々な駆け引きや個対組織という構図も楽しめますし、非常に見ごたえのある競技になっていますね。
チームとして色々なレース運びや作戦や圧倒的な個の強さの走り等様々なレースがありますので、その辺にも注目してみたいですね!
基本的にはスピードスケートとショートトラックの特徴を合わせたような競技になっているので、良いとこ取りで面白い競技になっています。
新種目『マススタート』に注目!
平昌オリンピックで新種目として採用された『マススタート』ですが、この『マススタート』は日本人が強いため今後も注目したい競技になりそうですね。
もちろん日本人が強いという以外にも、上に書いたようにレースの駆け引き等面白い要素がたくさんあります。
是非皆さんも『マススタート』に注目してみてくださいね!
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