日産自動車の大規模リコール問題!
日産自動車は約116万台という大規模なリコールを2017年10月6日に国土交通省に届け出ました!
今日はこのリコールの対象車種や生産時期、作業時間等について調べてみました!
日産自動車のリコールの原因は?
2017年10月6日に日産自動車が約116万台という大規模なリコールを国土交通省に届け出ました。
原因は以下のようになっているようですね。
任命されていない検査員が合否判定を行ったものがあり、安全環境性能法規(保安基準)に関する検査が適切に行われていなかった。
つまり本来は日本の自動車メーカーが国内向けに生産する車については、国土交通省との約束に基づいた体制において完成車検査(完検)を実施することにより、そのまま新車登録できることになっています。
しかしながら今回の日産の問題では、約束した体制(正規の検査員)ではない状態(非正規の検査員による作業)が常態化していたことが明らかになっています。
完成車検査(完検)の作業工程の検査自体はしっかりと行われていた様ですが、国土交通省(国)と約束された体制で検査していなかったということで、完成車検査(完検)として機能されていないとみなされて、今回のリコールに発展している様です。
2016年に三菱自動車が燃費不正・偽装を行っていて大きな問題になりましたが、またも車業界での不祥事ということで非常に残念ですね。
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対象となる車種と生産時期は?
気になるリコールとなる対象車種を以下にまとめてみました。全て合わせると38車種、約116万台になると発表されています!
日産
- ノート…35万台。
- セレナ…28万4000台。
- シルフィ…1万3000台
- NV350キャラバン…6万400台。
- バラメディック(救急車)…200台。
- エルグランド…2万5000台。
- ジューク…2万7000台。
- アトラス…9900台。
- NV200バネット・NV200…3万台。
- GT-R…2000台。
- エクストレイル…16万9000台。
- スカイライン…1万351台。
- シビリアン…1400台。
- ウイングロード…1万1110台。
- NV150AD・AD・AD EXPERT…4万5500台。
- ムラーノ…230台。
- ティアナ…1万5000台。
- フーガ…9000台。
- シーマ…1000台。
- キューブ3万1500台。
- フェアレディZ…2030台。
- リーフ…3万8050台。
- マーチ…4万9000台。
- ラティオ…9000台。
- e-NV200…2000台。
いすゞ
- コモ…920台。
- エルフ…113台。
スズキ
- ランディ…4300台。
マツダ
- ファミリアバン…5060台。
三菱自動車
- デリカバン…800台。
- デリカD:3…400台。
- ランサーカーゴ…2500台。
- プラウディア…160台。
- ふそうキャンター…850台。
2014年1月6日~17年9月19日に製造された上記の車種(日産車28車種と、いすゞ自動車、スズキ、マツダ、三菱自動車、三菱ふそうトラック・バスにOEM(相手先ブランドによる生産)供給した計10車種)が対象と発表されています。
リコールでの作業は継続車検と同じ内容のため、一度もユーザーによる車検を受けていない新車だけが対象とも発表されています。
対象となる車の所有者には日産自動車からダイレクトメールが届く予定になっているようですが、気になる方は日産のホームページで詳細を見たり一度直接問い合わせてみるのもいいかもしれませんね!
リコールの作業内容と作業時間は?
リコールを受けるとなると、どういった内容の作業をするのかやそれにかかる作業時間が気になりますよね。
リコールでの作業内容は継続車検と同じ内容になるようですね。ということで基本的には特殊な作業や工程を行うわけではなさそうですね!
作業時間は対象車種によって異なるものの、おおよそ2時間半~4時間半程度かかる見通しの様です。
時間はそれなりにかかるので、予定をうまく立ててリコールを受けに行った方が良さそうですね。
日産自動車のリコール大規模問題に注目!!
日産自動車で完成車検査(完検)の作業での不正が発覚し、大規模なリコールに発展しています。
2016年に三菱自動車が燃費不正・偽装を行っていて大きな問題になりましたが、またも車業界での不祥事ということで非常に残念ですね。
こういった問題が出るのは残念ですが、この機会に日産自動車だけでなく、車業界全体でもう1度色々なことを見直していってほしいと思います。
これからの日産自動車の動向に注目したいですね!
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