サマータイムの問題点とデメリットは?海外では健康障害も!

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サマータイム導入!?

 

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に伴って『サマータイム』を導入する検討が始まったと報道されました。

 

今日はこの『サマータイム』という制度について色々調べてみたいと思いました。

 

『サマータイム』とは?

 

まずは『サマータイム』ってなんなの?ってところから調べてみました。

 

『サマータイム』とは夏の間の一定期間だけ標準時間を1~2時間早める制度となります。

つまり簡単に言ってしまえば、標準時間を早めることで夏の長い日照時間を有効に使いましょうという目的になっていますね。

 

日本ではほとんど馴染みのない『サマータイム』ですが、夏の日照時間が長くなる欧米の国々ではポピュラーな制度で多くの国が導入しています。

 

具体的にどうやるのかというと、全国の標準時間を4月の第一日曜日の午前2時に時計の針を1時間進めて3時にします。そして10月最終日曜日の午前3時に時計の針を1時間戻し2時にする。このように時間を操作することでサマータイム期間は起床・就寝時間などはいつもどおりでありながら夕日の沈む時間が1時間遅くなるというシステムになっています。

 

『サマータイム』は本当に有用?

 

一見多くの国で採用されていることや明るい時間を有効に利用できるということでかなり良いシステムな気がしますよね。

 

ただ仮に『サマータイム』を導入して、2時間時間を早めたとします。すると夕方は早めに仕事などが終わって有効活用できそうですが、その分朝は早くから起きて仕事をしなくてはならないため単純に生活サイクルがズレるだけであまり有用とは思えません。

 

またこの『サマータイム』は欧米諸国で多く採用されているのですが、そもそも日本の日照時間と欧米の日照時間というのが大きく異なるので考え方が少し違うのでは?という側面もありそうですね。

 

例えば夏至の頃の日本(東京)では、日の出が4時半頃・日の入りが19時頃で日照時間は約14時間30分くらいあります。それに対してロンドンでは日の出が4時40分頃・日の入りが21時20分頃で日照時間は16時間40分くらいあります。(サマータイム適応での時間)

逆に冬至になると日本(東京)では、日の出が6時50分頃・日の入りが16時30分頃で日照時間は約9時間45分くらい。それに対してロンドンでは日の出が8時頃・日の入りが15時55分頃で日照時間は7時間50分くらいあります。

つまりロンドンは東京に比べて、冬と夏の日照時間の差が大きいことがわかります。なので夏の間は明るい時間を有効に使おうという考えになるのかもしれませんね。

 

日本と欧米諸国ではそもそもの日照時間も違いますし、その日照時間の使い方についての考え方も違うため『サマータイム』はあまり有用な制度とは思えませんね。

 

数少ない有用なポイントとしては明るいうちに活動して、暗くなったら早めに寝るようになるので省エネになるという事くらいな気がしますね。

 

ちなみに日本政府は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に伴って、開催年の2020年とその前年の2019年の2年間限定で最長で6~8月の3か月間『サマータイム』を導入することを検討するといわれています。『サマータイム』導入により東京2020オリンピック・パラリンピックの競技が前倒しで行う事ができるので、1番暑い時間帯を避けて行うことが出来るというのが理由のようですね。

 

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海外では健康障害も!?問題点がたくさん!!

 

多くの国々で既に採用されている『サマータイム』ですが、健康被害に繋がるとして問題視している国もあるようです。

 

その大きな要因が『睡眠不足』です。

『サマータイム』を導入すると朝早くに起きなくてはいけませんよね。そして朝早く起きるには夜早く寝なくてはいけません。ただ『サマータイム』導入直後にはそのサイクルになれていないのでしっかり眠れず寝不足になる人が増えるとされています。

ある研究によると、『サマータイム』で時間が1時間早まると体内時計がそのサイクルに慣れるまで3週間かかるとも言われているようです。

 

また不眠になることで体だけではなく心も病気になりやすいとも言われています。

ただでさえ増えているうつ病やストレスを抱えている人が更に増えやすい環境になってしまうかもしれませんね。

 

また『サマータイム』導入には、仕事が終わった後の明るい時間を利用して余暇を楽しみましょうという考えも込められているようですが、日本の労働環境で考えると残業できる時間が伸びたとされてしまう可能性も少なくない気がしますね。

『サマータイム』導入で朝早起きして残業時間が伸びるとなると会社員にとっては地獄のシステムになりそうです。

 

さらに国全体の時間を1~2時間早めるため、時計やPCなど時間に左右されるシステムがうまく機能しなかったりトラブルの原因になることが想定されます。こうしたリスクも背負っているということも頭に入れておかないといけませんね。

 

 

『サマータイム』がどうなるか注目!!

 

今回、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に伴って『サマータイム』を導入する検討が始まったと報道されて話題になっていますね。

 

『サマータイム』にはメリットもありますが、デメリットや不安に思える状況が多々あるように感じますね。

最終的にどうなるかはわかりませんが、十分に検討してメリット・デメリットを判断してほしいですね。

 

皆さんもこの『サマータイム』が今後どうなっていくのか注目してみてくださいね。

 

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