アジア制覇!
サッカーリオオリンピック日本代表がU-23アジア選手権を制覇しました。
リオオリンピック日本代表は順調に勝ち上がり、決勝で宿敵・韓国を3対2で撃破!見事に優勝を決めました!
今日は大会を振り返って選手の評価やリオオリンピックに向けて色々書いてみたいと思います。
ちなみに大会前に書いた記事はこちら!
サッカーリオオリンピック代表の注目選手は?アジア最終予選の日程は?
今大会を振り返って!
今大会を振り返ってみると、日本代表は大会の通じて総力戦で戦っていたように思えます。
大会はカタールのドーハで行われていましたので、気温や湿度もあり、かなり大会終盤はコンディションを維持するのが大変だったと思います。
日本はグループリーグ初戦で北朝鮮に1対0で勝利しました。僕はここが今大会一番のカギだったような気がします!
まずは試合の序盤で先制できたこと、これで試合を有利に進めることができました。更には失点をせずに終われたこと。そして何よりも勝ち点3を得られたことが大きかったと思います。北朝鮮にはかなり押し込まれる時間帯があったのでここを勝ちで乗り切ったのは大きかったですね。
この勝ち点3によって、2戦目のタイに勝つことで2戦でグループリーグ突破を決めて、3戦目は多くの選手を温存したり、控えの選手を試合に使うことができました。
これが決勝の後半での逆転に繋がってきたと思います。明らかに後半韓国は疲れで脚が止まっていましたので。
グループリーグで戦力を休ませられたことや総力戦で挑んで誰が出てもしっかりと戦える。そう言った状況を決勝までに作っていったことが良かったですね。
後は決勝トーナメントの勝ち方も良かったと思います。準々決勝はイランとの戦いで延長までもつれましたが、延長では3得点と攻撃陣が爆発。特に中島選手の2ゴールはスーパーゴールでした。
延長まで行きましたが、3得点によりそこまで疲弊したという感覚にはならなかった様に思います。
準決勝でもイラク相手に後半終了間際に原川選手のゴール。勝ち方がドラマチック過ぎてこちらも疲労が精神的には軽減したのではないでしょうか?
そして決勝の韓国戦。後半開始早々の2点目で韓国チームは完全に安心してしまった感がありました。その後完全に足が止まったこと、サッカーでは一番危険と言われる2点差というところがモロに出た感じでした。
とにかくこのオリンピック出場をかけた大会で、苦しみながらも全勝したU-23日本代表には度肝を抜かれました!おめでとうございます!
勝手に各選手を評価してみました。
GK櫛引政敏(7.0)・・・グループリーグのサウジアラビア戦以外すべてスタメン。影のMVPだと思います。決勝トーナメントではチームを救うセーブも多くありました。まさに守護神!
GK杉本大地(6.0)・・・サウジアラビア戦のみの出場。PKによる失点はあったが、しっかりと勝ちグループステージ3連勝に繋げた。
GK牲川歩見(-)・・・出場機会なし。
DF岩波拓也(6.5)・・・4試合出場。DFの軸として安定していました。186㎝と高さはあるがやや線が細いのでもう少しフィジカルが増すといいかも。次期日本代表DFの柱を任せたい逸材ですね!
DF松原健(5.5)・・・1試合出場。今回は右サイドバックの控えに甘んじたが日本代表に選出経験もあるので本大会でも躍進に期待!
DF植田直通(6.5)・・・5試合出場。岩波選手とともに次期日本代表のDFを任せたい存在。高さもありフィジカルも強いが、サウジアラビア戦ではPKを与えてしまいました。他でもPKになりそうな所があったのでその辺りの処理が落ち着いてできるといいと感じました。北朝鮮戦での得点は見事でした!
DF山中亮輔(5.5)・・・4試合出場。左サイドバックの軸として活躍してくれました。初戦の北朝鮮戦でのCKからのアシストは見事でした!
DF室屋成(7.0)・・・5試合出場。個人的には一番のサプライズでした!唯一の大学生ということであまり注目していなかったんですが、MVP級の活躍でした!準々決勝での豊川選手へのアシストは完璧でしたね!
DF奈良竜樹(6.5)・・・4試合出場。岩波と植田に次ぐ3番手のセンターバックと思っていましたが、僕の予想を超えた活躍でした。特に準決勝のイラク戦での奮闘は素晴らしかったと思います。
DF亀川諒史(5.5)・・・2試合出場。今大会は左サイドバックの控えでしたが、右も左もセンターバックもこなす器用な選手です。ユーティリティ性がある選手は貴重なので更なるレベルアップを期待したいですね!
DF三竿健斗(5.0)・・・1試合出場。サウジアラビア戦のみ中盤のボランチとして出場。今回はあまりインパクトは残せなかったが、本大会まで移籍した鹿島で結果を残してほしいですね!
MF遠藤航(6.5)・・・5試合出場。キャプテンとして最初から最後までチームを牽引して素晴らしい活躍でした!チームの心臓ですね。途中怪我などで出場が危ぶまれた時もありましたが、前線と後ろを繋ぐところをしっかりとこなしていました!素晴らしいです!
MF原川力(6.0)・・・5試合出場。何と言っても準決勝の決勝ゴールですね!オリンピックを決めた一撃は見事でした!派手なタイプではないですがしっかりとしたテクニックもありますし、このチームには欠かせない選手ですね!
MF大島僚太(5.5)・・・4試合出場。サウジアラビア戦のロングシュートは完璧でしたね!ただ個人的には期待度が高い選手だったので全体的にはちょっと物足りない動きでした。本大会では雪辱してほしいですね!
MF中島翔哉(6.5)・・・5試合試合。公式の大会MVPに選ばれています!10番に相応しい活躍でした!準々決勝のイラン戦での2ゴールは世界レベルのゴールでした。延長に入って相手の脚が止まった時は面白い様にドリブルがハマってましたね!本大会ではややボールを持ちすぎること、背が低いため高さやフィジカルが心配ですが、余りある攻撃能力で本大会でも頑張ってほしいですね!
MF南野拓実(5.0)・・・4試合出場。エースとして期待されていましたが無得点。持ち前の積極性もあまり見られなかった様な気がします。海外組・日本代表にも選ばれた経験からするともっとできるはず!ちょっと厳しいようですが、頑張ってほしいです!
MF井手口陽介(6.0)・・・1試合出場。日本代表の宇佐美選手も評価する器の持ち主。チーム最年少ですがゴールを決めてポテンシャルの高さを見せてくれました。まだまだ伸びしろがありそうなので、本大会までに更なるパワーアップを期待です!
MF矢島慎也(6.5)・・・4試合出場。タイ戦と韓国戦でヘディングで得点しました。ヘディングは得意ではないと話していますが、後ろからの飛び出しやポジショニングが良いのでフリーでヘディング出来ているんだと思われます。決勝での1得点1アシストは素晴らしいですね!
MF豊川雄太(6.0)・・・5試合出場。途中出場が4試合。大会通してジョーカー的な使われ方をしました。準々決勝のイラン戦でのヘディングゴールは室屋選手とのタイミングがドンピシャでしたね!
FW鈴木武蔵(5.5)・・・3試合出場。タイ戦の1ゴールのみとやや不本意な結果でした。しかしながら準決勝の久保選手へのアシストは見事でした。怪我を持ってのプレイだったのでまずはしっかり怪我を治してほしいですね。
FW久保裕也(7.0)・・・唯一6試合すべてに出場。チーム最多の3得点!FWの柱としてポストプレーから裏への飛び出し、献身的な守備等万能FWの能力を発揮しました!近い将来日本代表にも食い込んできそうですね!
FW浅野拓磨(6.0)・・・5試合出場。4試合で途中出場と豊川選手と並んでジョーカーとして起用されていました。準決勝までは今一歩の結果でしたが、決勝の韓国戦で途中出場で2ゴール!やはり後半脚の止まった相手には効果的ですね。
FWオナイウ阿道(5.0)・・・5試合出場。出場機会はあったものの、得点の匂いはほとんど感じませんでした。強さはそれなりに見せていたもののシュートまで行く場面があまりにも少なかったです。是非もうワンランク上を目指してほしいです!
僕の選ぶMVPは?
公式の大会MVPは日本の中島翔哉選手でしたが、僕の選ぶMVPは久保選手です!
唯一全試合出場し、チーム最多3ゴール。前線からの献身的な守備も効いていました。
本大会でも攻撃陣の柱として頑張ってほしいです!
他にも櫛引選手、室屋選手は個人的には驚きでした。二人ともあまり見たことがなかったのですが、素晴らしいパフォーマンスだったと思います。
反対にちょっと残念だったのは、南野選手です。
以前の積極性がちょっと見られなかったのが残念でした。最近はあまりプレーを見る機会がなかったのですが、ザルツブルクでのパフォーマンスも心配になりますね。
本大会では違った姿を期待したいです。
リオオリンピックに期待!
みごとにアジア王者に輝いたオリンピック日本代表ですが、これから更に強い世界との戦いが待っています!
前回のロンドンオリンピックは4位。メダルまであと一歩でした!
今回のリオオリンピックは是非メダル目指して頑張ってほしいですね!
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