三菱自動車が日産の傘下に!合併や提携でのメリットとデメリットは?

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三菱自動車が日産自動車の傘下に!

 

三菱自動車が日産自動車の傘下に入ることがほぼ確実なものとなった様です。

 

今日は、この三菱自動車が日産自動車の傘下に入ることについて色々と考えてみたいと思います!

 

 

三菱自動車が日産自動車の傘下へ!

三菱自動車は、軽自動車等で協力関係にある日産自動車から2000億円を以上の多額の出資を受けて事実上、日産の傘下に入ることに基本合意しました。

 

日産自動車は三菱自動車の株を34%取得して、三菱自動車の筆頭株主となります。

これにより事実上、日産自動車は三菱自動車を傘下に収めることになります。

 

現在、日産自動車は、ルノーと業務提携をしています。

今回傘下に収めることになる三菱自動車を合わせると、2015年の世界全体の販売台数は950万台を超え、世界一だったトヨタ自動車やフォルクスワーゲンやアメリカGMに続く世界4位の規模となります。

 

 

三菱自動車が日産自動車の傘下に入るメリットは?

今回の報道によりますと、三菱自動車は日産自動車の傘下に入ることになります。

 

これによって得られる両者のメリットについて考えてみたいと思います。

 

日産自動車は、不正を行って大きな損失を出してしまった三菱自動車から多額の損害賠償を受け取り、業務提携解消するのではと考えられていました。

 

しかしながら、今回2000億を越える多額の出資を行うことで、日産自動車は三菱自動車を傘下に収めることになりました。

 

会見でも、日産自動車のカルロス・ゴーンさんが『ウィンウィン』と語っていたように、これは日産自動車・三菱自動車の両者にとって、利益になることなのかもしれません。

 

三菱自動車としては、日産自動車の傘下に収まることで日産自動車に対しての損害賠償をほぼ支払わなくてもいいことになると思われます。

三菱自動車は今回の不正問題で、エコカー減税等の差額分を国に返金・日産自動車への損害賠償・ユーザーへの損害賠償といった問題を抱えていましたので、そのうちの1つが解決できるということはとても大きな利点になると思います。

 

さらには度重なる不正を続けてきた三菱自動車ですが、日産自動車の傘下に収まり、日産自動車からの色々な指摘を受けることで、企業体質も変わり、よりクリーンな経営になっていくことが期待できるのではないでしょうか。

 

また日産自動車側にも、三菱自動車を傘下に収めることによっていくつかのメリットが出てくることが予想できます。

 

まずは軽自動車の開発といったとこでのメリットがあると思います。

日産自動車は、軽自動車の開発を三菱自動車との一緒に行っていました。軽自動車の開発にはとてもコストや技術力がかかりますが、三菱自動車を傘下に納めることで、日産自動車は軽自動車の開発・技術力を得ることができますね。

これによって日産自動車の軽自動車は更に良いものになります。

場合によっては工場などの生産ラインもうまく共同で使える可能性もありますので、そういった意味でもメリットはあると考えられます。

 

また三菱自動車はアジア市場、特に東南アジアでの販売がで好調だったということもあるので、三菱自動車を傘下に収めることで、日産自動車としてもアジア市場でのマーケット拡大をもたらすことになりそうですね。

 

日産自動車は、三菱自動車の技術力を得ることもできると考えられますね。

三菱自動車といえば、ランサーエボリューション・パジェロ・アウトランダー等の4WD、SUV、PHEVの技術レベルには定評があるので、そういった技術が日産自動車の車に用いることができるかもしれませんね。

 

三菱自動車が日産自動車の傘下に入るデメリットは?

次は三菱自動車が日産自動車の傘下に入ることで起きるデメリットについて考えてみたいと思います。

 

まずはやはり不正問題ですよね。

この問題が大きすぎます。

イメージダウン等も相当なものがあると思うので、場合によっては三菱自動車の業績が著しく悪化するということが考えられます。

その時に日産自動車の足を引っ張る可能性は否定できませんね。

 

まだこの不正問題に対するユーザーへの損害賠償等が一切決まっていないという状況なので、この損害賠償等が決まって問題が落ち着くまでは不確定な不安要素になると思います。

状況によってはかなり多額の損害賠償ということになると思いますので、その時には日産自動車にもしわ寄せが来る可能性は否定できないと思います。

 

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三菱自動車としては、日産自動車に良いように使われるというリスクもあるかもしれませんね。

工場や技術、マーケット等いいところをうまく使われてしまう。

ただここは傘下に入った以上は仕方のないことなのかもしれませんね。

 

これからの三菱自動車に注目ですね!

今回の日産自動車が三菱自動車を傘下に収めたというニュースですが、基本的には日産自動車のカルロス・ゴーンさんが言っている様に、『ウィンウィン』の展開になると思います。

 

もしかしたら三菱自動車と日産自動車が手を組むことで、ファンとしては色々な夢が広がるかもしれません。

 

ネット上では、『ランサーエボリューションとGT-Rを合体させてほしい。』とか『パジェロとエクストレイルが合体。』なんて書き込みも見られました。

 

実際に『ランサーエボリューションGT-R』や『パジェロエクストレイル』といった車が出ることはないとは思いますが、技術的にいいとこ取りした車が出ることは十分あり得るかもしれません。

 

不正問題を乗り越えて日産自動車とともに、三菱自動車が再び復活するかどうか、今後の三菱自動車に注目したいと思います。

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