栃木SCがJ3に降格。その理由を考えてみた。

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本日11月23日でサッカーのJ2のリーグ戦が全日程を終了しました。

僕が応援している栃木SCは残念ながら22位。最下位でJ3に降格が決まってしまいました。

 

毎試合スタジアムまで応援に行っているヘビーなサポーターと違って、僕は数回スタジアムに応援にいく程度でテレビで試合観戦する程度のライトなサポーターですが・・・悔しい。

 

悔しすぎる。

 

そして悲しい。

 

ということで、その気持ちを抑えるためにも何故降格に至ったのか、これからどうしてほしいのか考えてみました。

自分なりの考えなので、優しく見ていただけると嬉しいです。

 

今シーズンの戦力について。

前年の2014年は12位。

2015年は過去最高順位の9位以上をめざしたいところですが、決して戦力が豊富なわけでもないし、例年そうですが戦力の入れ換えが多くなかなか難しいシーズンになりそうな予感がありました。

 

まずは2015年の戦力分析。

GKは全員新戦力。全員が入れ替わるというのはあまり聞いたことありません。開幕前は未知数でした。

DFも新戦力の韓国人2人。2014年のDFの柱のチャ・ヨンファン選手が移籍。DFもGK程ではないですが未知数な状態に思えました。特にセンターバックの層の薄さはかなり気に気になりました。

FWも実績があり計算できそうなプレーヤーは廣瀬選手ただ1人。レンタルで獲得している3人の若手選手(阪野・松村・河本の3選手)が覚醒してくれないと厳しいなと感じてました。

唯一ポジティブなイメージがあったのはMFです。

小野寺・杉本選手が年齢的にも油が乗ってきて中心選手へ成長し、若手も湯沢・中美選手が年上を脅かし、菅・西澤選手が脇を固める。

一番期待があったのがここに『ミスターアルビレックス』とも呼ばれた本間選手が加わることでした。

 

正直中盤のメンツは期待できる!

ただそれ以外はあまりにも新戦力が多く、移籍前に試合にあまり出てない選手も多数いて、『未知数』というイメージが強くありました。

ただパク・ヒョジン、ハン・ヒフン、阪野、松村、河本の5選手はポテンシャル高そうだなと期待はしていました。

 

シーズン途中から加入したジョナタン、金子、イ・ジュヨン選手はちょっとチームの力にはなれてなかったのかなと思います。

やはり途中加入で結果を出すのは難しいですね。

 

今シーズンを戦いを振り返る。

やはり一番のポイントは阪倉監督から倉田監督への交替だと思います。

結果論になってしまいますが、阪倉監督が続投するべきだったと思います。

2013年に債務超過があり、主力選手がごっそり抜けた中で、阪倉監督は2014年12位という成績で残留してくれました。

前の松田監督時代からヘッドコーチなどを務め、チームの方針や戦術を引き継いだからこそ限られた戦力の中で2013年の9位から大きく順位を下げずに2014シーズンを乗り切ることができたのだと思います。

確かに2015年シーズンは序盤から苦戦はしていましたが降格圏に順位が落ちたことは1度もありませんでした。

 

また上野ヘッドコーチが9月に辞任したことも誤算だったと思います。阪倉監督の後、監督を引き継ぐべきだったのは上野ヘッドコーチが妥当だと僕は思います。そうすれば、松田監督→阪倉監督→上野優作氏というラインで戦術やチームの方向性が保てたと思うからです。

 

ちなみに10月には上野優作氏は浦和レッズの育成担当コーチに就任しています。ペトロビッチ監督との縁もあったとのことですが、日本でも有数のクラブから認められているような人材を失ったことは大きいと思います。

ちなみに上野優作氏は、『指導方針についてチームと衝突してしまい辞任した』と語っています。

これらのことからもフロントと現場に溝があったことは容易に想像ができます。

 

この時期からチームには勝ち星が最後までつきませんでした。

選手の力が足りなかった、というのもあるかもしれませんが結局は内部分裂してチームがバラバラだった感は拭いきれません。

 

そしてもう1つ思うことは、夏過ぎの失速です。

毎年栃木SCは夏過ぎから失速するというクセがあります。フィジカル的にうまくいっていないのか夏バテしてしまうのかわかりませんが、この失速が毎年気になります。

 

来年のJ3リーグに向けて。

そもそもどれくらいの戦力やスタッフが残ってくれるのかがわかりません。

例年の如く今年も選手の入れ換えは多くなりそうですね。

ただその場しのぎの補強や人材の入れ換えはやめてほしいです。できれば5年、10年先を見据えて一貫した戦術や方針でチーム作りをしてほしい。

正直、毎年好きになった選手が多く入れ替わるのは応援する側のモチベーションも下がります。

 

栃木SCは2014年に『育成型のクラブ』を目指していくとの方針を出しました。それであれば、ユースチームからの昇格や高卒、大卒の選手メインの補強を考えるべきだと思います。できれば地元の選手なんかもいるとファンはつきやすいのかもしれません。

J3に降格した今、コストも抑えなくてはいけないと思いますので、それがベストかと考えます。

 

監督も育成に定評のある方、あるいは栃木に縁のある人なんかだといいと思います。

J3に降格してファン離れやスポンサーの確保が更に難しくなると思われます。

しばらくは育成クラブとして若手主体、地元密着型で力をつけていってほしいです。

 

最後に・・・

J3降格。

チームとしても大ピンチの事態です。

ですが終わりではありません。むしろこれからです。振り返ってばかりはいられません。

前を向いて、J2昇格を目指して頑張りましょう。

影ながら応援しています!!

 

僕は栃木SCがJ2を目指すことを決めたJFL時代の開幕戦FC琉球に1-0で勝った試合(元日本代表の山下選手のPKで得点)をスタジアムで観戦しました。観客が1万人以上入った試合で盛り上がりは凄かったです!一番ワクワクする試合でした。

残念ながらそのシーズンはJ2昇格は出来ませんでしたが、次の年のアルテ高崎に勝利してJFL2位となり無事J2へ昇格を成し遂げました。

この試合も見に行きましたが、大量得点が入ったこともあり(6-1で松田正俊選手のハットトリックもありました。)、試合後の盛り上がりは最高潮!一番興奮した試合でした。

 

僕はあんな試合がまた見たいと思っています。満員の観客でみんなで一喜一憂しながら、J3、J2そしてJ1へとステップアップしたいです。

 

だから・・・

ここから這い上がろう!!!

頑張れ!栃木SC!!

以上です!

 

なんかまとまりのない記事になってしまいましたが、栃木SCへの愛ということで許していただけたら幸いです。

2016年のJ3のライバルについても調べてみました。良かったらみてください!

 

 

 

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