熊本城や阿蘇神社や通潤橋の地震の被害状況は?熊本観光地は大丈夫?

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熊本県の観光地の地震被害状況は?

 

4月14日と16日に熊本県を中心に大きな地震が発生しました。

この地震によって熊本県を始め、色々な地域で被害が出ています。

 

今日は、その中でも熊本県の主な観光地について地震の被害状況を調べてみました!

 

各地の震度は?

4月14日に熊本県や大分県を中心に大きな地震がありました。

 

震度5弱以上が観測された市町村

震度7・・・熊本県:益城町

震度6弱・・・熊本県:玉名市、西原村、宇城市、熊本市東区、熊本市西区、熊本市南区

震度5強・・・熊本県:菊池市、宇土市、大津町、菊陽町、御船町、美里町、山都町、氷川町、合志市、熊本市中央区、熊本市北区

震度5弱・・・熊本県:高森町、阿蘇市、南阿蘇村、八代市、長洲町、甲佐町、和水町、上天草市、天草市
宮崎県:椎葉村

 

 

4月16日の午前1時25分頃にも熊本県を中心にとても大きな地震が発生しています。

 

主な各地の震度は次の通り。

震度7=熊本県益城町

震度6強=熊本市、熊本県宇城市、菊池市、嘉島町、南阿蘇村、産山村

震度6弱=熊本県阿蘇市、御船町、山都町、大分県別府市

震度5強=大分県豊後大野市、福岡県久留米市、佐賀市、長崎県南島原市、宮崎県高千穂町。

 

熊本県の各地で大きな被害が!

熊本県では、史上初めて同じ場所で震度7を観測して、熊本県内の各地で大きな被害が出ているようです。

 

今も行方不明者の捜索が行われています。

 

そんな中、熊本県内の観光地や歴史的建造物等も大きな被害を受けていて、かなりの損壊をしているものもあるようです。

 

そこで熊本県の観光地や歴史的建造物の地震の被害状況を見ていきたいと思います。

 

他の観光地の被害状況はこちら!

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熊本城の被害状況は?

やはり熊本県と言えば熊本城が有名かと思います。

 

熊本城は、別名『銀杏城』とも呼ばれています。場内に植えられた大きな銀杏(いちょう)の木からそう呼ばれているようです。

現在の熊本県熊本市中央区に安土桃山時代に、戦国武将の加藤清正によって築かれたお城ですね。

現存する宇土櫓などの櫓・城門・塀13棟は国の重要文化財に指定されています。

 

その熊本城も今回の地震でかなり大きな被害やダメージを受けている様です。

 

4月14日の前震では、熊本城のある熊本市中央区では震度5強の地震が発生しました。

 

この地震の影響で、熊本城の北側の石垣が数メートルにわたって崩れました。さらに国の重要文化財にもなっている長塀が100メートル近く倒れるという事態になっています。

 

大天守の頂上に備え付けられた2つのしゃちほこも落ちて行方がわからなくなっている様です。

瓦も一部落ちてしまっているので、瓦と共にしゃちほこも落ちてしまったと思われます。

このしゃちほこは、高さ1メートル20センチ・幅80センチの大きさがあり、地震の強さがよくわかります。

 

 

その後の16日に発生した本震では、更に大きな被害になってしまったようです。

 

国の重要文化財13カ所のうち、『長塀』・『東十八間櫓(ひがしじゅうはちけんやぐら)』・『北十八間櫓(きたじゅうはちけんやぐら)』など5カ所が倒壊。

城内最古の宇土櫓を含む他の8カ所5でも、ひび割れや瓦の落下等が確認され、大きな被害を受けています。

高くなるにつれ勾配がきつくなる『武者返し』で有名な熊本城の石垣もあちこちで崩壊している状態です。

 

熊本城の復旧はできる?

熊本城は、熊本県のシンボルであり、熊本県民の誇りとも言われているようです。

今回の地震から立ち直るには、熊本城の復興が不可欠なものになりそうです。

 

しかしながら完全に熊本城が復旧するには、10年20年といった長い期間が必要とも見られていて、具体的な被害状況や復旧方法は余震の影響もあり、4月22日現在では見通しは立っていません。

 

しかしながら、日本財団は、熊本地震で大きな被害を受けた熊本城の再建支援に30億円を拠出することを発表しました。この30億円という資金は、日本財団が文化財に拠出する支援額としては、過去最大になっています。

 

それほどまでに、熊本城は熊本県にとっても日本にとっても大変重要な文化遺産ということがよくわかりますね。

 

 

阿蘇神社の被害状況は?

阿蘇市にある阿蘇神社は、16日に発生した本震の影響で楼門と拝殿が倒壊しました。

 

楼門は『日本三大楼門』の一つに挙げられていて、重要文化財にも指定されています。

楼門も拝殿も基底部から崩れるように倒壊しており、境内にある神殿も損壊したという。

 

こちらも残念ながら、4月22日現在では復旧の見通しは立っていません。

 

 

通潤橋の被害状況は?

通潤橋(つうじゅんきょう)は、熊本県上益城郡山都町にある石造りのアーチ状の橋です。

1854年に建築され、肥後の石工の技術レベルの高さを証明する歴史的建造物であり、国の重要文化財に指定されています。

 

通潤橋は、橋の中央上部両側に放水口が設置されており、農閑期には観光客用に時間を区切って20分程度の大規模な放水を行っている。

この放水が豪快で見応えがあるため、全国から通潤橋の放水風景を見に来る観光客も多く、熊本県の観光スポットになっています。

 

その通潤橋も今回の地震で大きな被害を受けています。

14日の前震によって橋に亀裂が入り、16日に発生した本震では、その亀裂がさらに広がってしまいました。

その亀裂から水漏れが生じていて、崩壊する危険もあるとのことです。

 

こちらも壊滅的なダメージを受けているようです。

 

地震による重要文化財の被害は?

文化庁の発表によると、熊本県を中心に発生した一連の地震で被害を受けた国指定の重要文化財は、21日までに確認されただけで110件になるとのことです。

 

今回の地震で、失ったものは相当大きいものになりそうです。

 

復興や復旧に期待したいです!

大きな被害を受けてしまいましたが、まだ修復可能なもの等も多くあると思います。

 

時間はかかるかもしれませんが、是非復興や復旧をしていただいて以前のような重要文化財の姿に戻ってほしいと思います。

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    • ゆり
    • 2016年 5月9日

    通潤橋は中の水路らしいですよ

      • derupipi
      • 2016年 5月13日

      通潤橋は中に水路が通っている石造りのアーチ橋と認識しているんですが、違いますでしょうか?

      今回の地震で被害が出ている様なので、一刻も早い復旧を願っています。

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